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船員図書館、刑務所図書館とは



日本の図書館には私立図書館、公共図書館の他に特徴ある図書館が多くあります。ここでは、船員図書館と刑務所図書館について紹介します。

船員図書館とは

船員図書館とは

船員図書館とは福利厚生図書館のひとつです。港湾の正しい運営のために制定されている「港湾法(こうわんほう)」の2条5項10号にある条文「港湾厚生施設 船舶乗組員及び港湾における労働所の休泊所、診療所その他の福利厚生施設を設ける」に基づいて設立されました。

船員図書館の概要

船員図書館は、船舶を所有している人だけ利用できる、という訳ではありません。港湾で働く人、小型船舶を所有している人、また一般の人でも利用することができる図書館です。多くの人に向けて開放されている図書館ということもあり、公共図書館に近いものと言えるでしょう。

また、船員図書館という名前から、船などに関する専門的な資料が多くあるのではと考える人が多いかと思いますが、船員図書館の目的は、普段あまり公共図書館に行かない人が利用することにあります。そのため、船舶などに関する専門的な内容ばかりではなく、一般的な図書も多くあります。

刑務所図書館とは

刑務所図書館(正式名・行刑図書館)は、刑罰に服している人が収容されている刑務所や、判決が終わっていない未決囚や極刑確定者を収容している拘置所などに設置されている図書館です。利用者の対象は被拘禁者になります。そんな刑務所図書館について解説します。

刑務所図書館の現状と課題

日本の行刑施設には官本が置かれています。官本とは刑務所など施設側が提供する本のことです。刑務所内での読書をする権利は保証されていますが、具体的な図書館、図書室などの設置について記載した法律はありません。

しかし、日本では、監獄・刑務所制度ができる前から、罪を犯した人には本を自発的に読むことを推奨してきました。海外では罪を自覚させ宗教へ救いを求めるようにするため、聖書や宗教関係の資料が故意に整備されたのに対し、日本では図書館の制度が生まれたのです。

しかし、刑務所での秩序を守るために、読書の自由が少しずつ規制されるようになり、その後の刑務所図書館の発展は伸び悩んでしまいました。また、社会の興味が刑務所図書館に向かなかったことも原因として考えられます。関心が低いため、さらに刑務所での図書利用活動の改善が難しくなっていくこととなりました。

刑務所図書館について記した書籍

刑務所図書館について書かれた本も存在します。「刑務所図書館の人びと-ハーバードを出て司書になった男」(アヴィ・スタインバーグ著)です。ハーバード大学を卒業した青年が、ボストン刑務所内にある図書館で働く物語です。内容は筆者であるアヴィ・スタインバーグの実体験であり、海外の刑務所図書館の実情を垣間見ることができます。