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アンブロジアーナ図書館とは



図書館の歴史が長いヨーロッパには、特色のある図書館が数多く存在します。ここではイタリアのアンブロジアーナ図書館を紹介します。

アンブロジアーナ図書館とは

アンブロジアーナ図書館とは

アンブロジアーナ図書館はイタリアのミラノにある図書館です。公開されている図書館の中では、イギリスのオックスフォード大学ボドリアン図書館、イタリアのローマ・アンジェリカ図書館に次いで西洋で3番目の大きさを誇る図書館とされています。そんなアンブロジアーナ図書館の歴史や特徴について説明します。

アンブロジアーナ図書館の歴史

アンブロジアーナ図書館は枢機卿フェデリーコ・ボッローメオによって1607年に設立されました。ボッローメオ卿は密使を使い、ヨーロッパ全土、東方諸国で手稿(しゅこう)や写本を集めました。当時、ボッローメオ卿にはカトリックの起源、伝統にかかわる資料を収集、研究することで、プロテスタント主導の宗教改革を止めようという目的がありました。それが図書館設立の動機となったのです。

また、現在のように本が陳列棚におさめられていて、自由に取ったり戻したりできるスタイルはアンブロジアーナ図書館で取り入れたのが最初だと言われています。それまでは、貴重品であった本にはすべて鎖が取り付けられていました。

所蔵は次第に増えていきました。遺贈も加わり、ますます蔵書は増えていくことになります。蔵書数が増えるにあたり、ボッローメオ卿は絵画を所蔵する施設と美術院を併設した図書館の建設に乗り出しました。1625年には美術院も開校されることになります。美術院には当初、ジョヴァンニ・バッティスタ・クレスピが教師として所属していました。

ボッローメオ卿が亡くなったあとも収集、寄贈の受け入れは続けられました。この中には非常に貴重な手稿なども含まれています。

アンブロジアーナ図書館・絵画館

併設されている絵画館には貴重な絵画が多くあります。その中でも有名なものはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。アンブロジアーナ図書館・絵画館では、ダ・ヴィンチの貴重な油彩画、ダ・ヴィンチが唯一描いた男性の肖像画、「アトランティコ手稿」12巻が収蔵されています。「アトランティコ手稿」は図書館に所蔵されており、数学、幾何学、天文学、土木工学など、様々なジャンルについて、デッサンと注釈が書かれた手稿です。

その他にはヴェスピーノ「岩窟の聖母」の模写、ルーベンスのデッサンなどを所蔵しています。