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バチカン図書館とは



周囲をイタリアに囲まれた世界最小の国、バチカン市国にあるバチカン図書館について紹介します。

バチカン図書館とは

バチカン図書館とは

バチカン図書館とはバチカンにあるローマ教皇庁の図書館のことです。世界で最も古い図書館のひとつとして挙げられます。ここでは、バチカン図書館の歴史や蔵書についてまとめました。

バチカン図書館の歴史

バチカン図書館は、当時のローマ教皇ニコラウス5世が1448年に設立しました。ニコラウス5世は、先祖から受け継いでいた蔵書をもとに図書館を設立し、蔵書の内容はギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語の写本などです。

1587年ごろにはますます蔵書が増えたこともあり、新しく図書館の建物が新設されることになりました。それが現在のバチカン図書館の建物です。建設を担当したのは建築家のドメニコ・フォンターナでした。ドメニコ・フォンターナはラテラーノ宮殿やサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会など、様々な建築物を担当しています。

2010年には3年間に及ぶ修復工事が終了し、「核爆弾にも耐えられる」ように一部書庫を改築したそうです。館内には、壁から天井にかけて一面フレスコ画が描かれるなど、豪奢なつくりになっています。

バチカン図書館の5つの時代

バチカン図書館は全体を5つの時代に区切ることができると考えられています。

図書館初期はラテラン宮殿に移される前のことを指し、ラテラン以前と呼ばれています。この時期の資料は、現在はあまり残っていません。

ラテラン宮殿に移されてからのことは、ラテラン期と呼ばれます。

その次に訪れるのがアヴィニョン期です。資料の数も充実し、貴重な資料も多くあります。

アヴィニョン期以降は、ローマ、アヴィニョンなど、図書館が点在していた時期をバチカン以前と言い、その後、バチカンに移されてから現在までをバチカン期と呼びます。

バチカン図書館の蔵書

バチカン図書館には110万冊以上の蔵書があります。110万冊の蔵書には75万冊の文書と、15世紀以前の初期刊本など8,500冊が含まれています。

バチカン図書館の中で有名な蔵書は『バチカン写本』です。バチカン写本とはギリシャ語で書かれた旧約聖書・新約聖書の写本のことです。原本は4世紀に作られました。バチカン写本は三大ギリシャ語写本のひとつとされています(他は『シナイ写本』と『アレクサンドリア写本』)。

また、図書館内には6世紀の東ローマ帝国の歴史家・政治家のプロコピオスの『秘史』があります。