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青空文庫とは



電子図書館と言っても様々なタイプのものがあります。世界的に有名な電子図書館はプロジェクト・グーテンベルクですが、日本では青空文庫が有名です。ここでは青空文庫について紹介します。

青空文庫の概要

青空文庫の概要

青空文庫は、日本で著作権が消滅した文学作品を中心に、電子テキスト化したものを収集している電子図書館です。その他にも、著作権を持っている人が青空文庫に電子テキスト化を許可した場合はコレクションとして加えられます。青空文庫の歴史やコレクションについて説明します。

青空文庫の歴史

著作家で編集者の富田倫生の他、野口英司、八巻美恵、らんむろ・さてぃの呼びかけでスタートしました。当初、青空図書館は1992年に設立したボイジャーのサーバーに置かれ、正式には1997年に創設されます。テキスト化を行なっている人たちはほとんどがボランティアで、財団からの支援を受けて活動を行なっています。

青空文庫のコレクション

コレクションのほとんどは、著作権が消滅した明治から昭和初期の作品です。文学作品が多く、2011年時点で1万点になっています。主に納められている作品の著者は、森鴎外、夏目漱石、芥川龍之介など古く、近年の作家としては中島敦、太宰治、宮本百合子、永井荷風の作品などが収蔵されています。

その他にも、外国語の作品や、著者が無償閲覧を認めた現代の作品があります。

青空文庫の特徴

青空文庫では、青空文庫形式という独特のテキスト形式が採用されています。これは、様々な環境で読むことができるように、という意図があります。しかし、基本的にはもとの本にできるだけ忠実に行なっています。

現在はパソコンだけでなく、専用アプリなどを用いて、スマートフォンでも閲覧することができます。

青空文庫の問題点

青空文庫ではいくつかの問題を抱えています。

ひとつは、著作権保護期間が延長される可能性があるということです。現在は著者が亡くなってから50年後には著作権が消滅しますが、延長されると、死後70年後までは著作権が維持されます。もし、著作権に関する改正法が成立した場合、青空文庫では、改正法施行から少なくとも20年間は新しく作品が登録できなくなってしまいます。

もう一点は校正者の不足です。青空文庫には、作品を入力する人と校正する人で担当が分かれています。しかし、現在は入力者に対し校正者が不足しているため、校正待ちの作品が増えてしまい、なかなか作品の公開が遅れてしまう事態に陥っています。