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図書館情報(秋)

秋の図書館情報



秋になると「読書の秋」と言われますが、その由来は、中国・唐代の文人「韓愈(かんゆ)」が残した「灯下親しむべし」という一節にあります。これは「秋の夜は涼しさが気持ち良く、明かりを灯して読書するのには最適」という意味で、この一節から秋は読書に適した季節と言われるようになったと考えられています。図書館を訪れる人も増える秋ですが、最近は図書館のIT化も進み、インターネット図書館も増えてきています。また、図書館で本を選ぶ仕事についても合わせて紹介します。

インターネット図書館

インターネット図書館

小型電子端末などの普及により、誰にとっても身近になったインターネット。最近では電子書籍や電子書籍を読むための専用端末なども充実し、本の読み方が変化しつつあります。

それは図書館も同様で、わざわざ図書館まで足を運ばなくても好きなときに好きな本が読める「インターネット図書館」が増えています。「インターネット図書館」とは、コンピュータ・データベースを利用したウェブサイトによる図書館のことです。従来の図書館もインターネット図書館の充実に力を入れており、中には「青空文庫」などのようにウェブにだけ存在する図書館もあります。「インターネット図書館」の主なメリットは、下記の通りです。

  • 図書館へ行く必要がなくインターネットに接続できる限りどこにいても利用可能
  • 24時間いつでも利用できる
  • 多くの利用者が同時に同じ資料や本を読める
  • 実際の書籍が膨大な保管スペースを要するのに対し物理的なスペースが不要である
  • 検索がしやすい
  • 貸出業務や本のメンテナンスなどが不要なためコストが低い

などが挙げられ、現在世界中には文学から専門的文献を扱うものまで膨大な数のインターネット図書館が開設されています。これらの図書館は基本的にインターネットに接続できる環境があれば誰もが利用でき、現実の図書館へ行く必要がないため、世界各国のあらゆるテキストが閲覧できるのが魅力です。実際に各地の公営図書館をはじめ、国立国会図書館でも蔵書のデジタル化が進んでいます。とは言え、やはり読書の醍醐味は指でページをめくる点にある、というこだわりを持つ人が多いのも事実。時間のある休日は図書館へ足を運んでお気に入りの本を探し、通勤などの移動中には手軽なインターネット図書館を利用するなど、ライフスタイルに合わせて利用してみましょう。

選書という仕事

図書館には日本文学から海外文学に絵本、各種専門書と、あらゆる書籍が並んでいますが、これらの本を選ぶ作業を「選書」と言います。

「選書」は、図書館司書の重要な業務のひとつで、基本的にはキャリアの長い司書が担当していることが大半です。書籍は毎日のように新しいものが出版されますが、いくら図書館とは言え、すべての親書を購入して蔵書するわけにはいきません。そのため図書館に入れる本を選ぶ作業、つまり「選書」が必要になるのです。

出版社に納本の義務がある国立国会図書館だけは例外ですが、それ以外のすべての図書館は、本を購入するための予算が組まれており、その予算の中で本を選ばなくてはならないため、非常に難度が高くなります。

なお、「選書」を行なうには、司書としての経験や利用者との対話、各種書評やマスメディアなどの情報を参考にし、より多くの利用者が望む本やその図書館の性質に合った本を選ぶスキルが求められます。

もし図書館で借りた本を破損したら?

図書館で借りた本を、うっかり破損したり汚したりすることもあるかもしれません。もし図書館の本を破損してしまったら、まずは利用している図書館に破損した本を持参し、借りた本を破損してしまったことを正直に伝え、破損状況を見てもらった上で判断を仰ぎましょう。そのあとの対応は、図書館ごとに書籍の管理規定があるため、図書館によって異なります。

多くの図書館が「同じ本を購入し借りた本とともに返却する」という弁償方法を採っていますが、借りた本によっては絶版などでなかなか手に入らないものもあるため、その場合、図書館や利用者に迷惑をかけることになってしまいます。このため、図書館で本を借りる際は、「汚さないようにする」、「大切に扱う」という気持ちを持って借り、細心の注意を払うようにしましょう。

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秋は好きな本を読み耽るのにぴったりの季節です。目が不自由な人でも点字図書によって、読書の楽しさが味わえるようになっています。幼児や児童には、お母さんと一緒に絵本を楽しむのも良いでしょう。本を読むことができるのも、教育環境が整っているからで、世界には字を読んだり書いたりすることができない人も多くいます。そういう人たちに教育の機会を提供し、識字への意識を高める日として世界識字デーがあります。

点字図書

読書週間と読書の日

図書館には多くの蔵書がありますが、その中には目の不自由な人に向けた点字図書もあります。点字図書は、一般の図書を視覚障害者用に点訳したもので、印刷文字の代わりに凹凸のある点字となっており、指で触って読みます。文だけでなく、図や絵なども凹凸によって表現されていますので、触っただけで形が分かるようになっています。

一般図書と比べると数は少ないですが、全国各地に点字図書を専門に扱う点字図書館が設置されています。日本で初めて点字図書館が設置されたのは、1940年(昭和15年)11月10日で、自ら全盲の視覚障害者であった「本間一夫」が東京に開設。戦後は社会福祉法人となり、点字図書館の公益性が広く社会に認められ、1955年(昭和30年)には、厚生省(現在の厚生労働省)委託事業となって点字出版所をかねるようになりました。

ボランティアなどによって、一般図書の点訳も広く行なわれており、パソコンの普及と点字プリンターの登場によって、点字化の手間やコストは減少してきています。また、印刷技術の発達により、印刷面で凹凸を付けることがそれほど困難でなくなり、点字と文字を同時に印刷することができるようになりました。このため、児童向け雑誌では視力の有無に関係なく、親子で楽しめる物も登場しています。

国際識字デー(9月8日)

本を読んだり、資料を探したりと図書館は多くの人が利用します。それだけ日本では教育が整い、誰もが文字を読んだり書いたりすることができるわけです。しかし、世界には、近くに学校がなかったり、労働のために学校に通えなかったりする子どもが大勢います。大人になっても文字の読み書きができない人は、なんと世界人口の5人に1人にものぼり、そのうち約3分の2は女性です。

毎年9月8日は「国際識字デー」です。その始まりは、1965年9月8日にイランで開催された「テヘラン会議」で、当時のパーレビー国王が、各国の1日分の軍事費を識字基金に拠出するよう提案したことによります。この会議を受けて、当時のジョンソンアメリカ大統領が米国議会で、9月8日を「国際識字デー」に制定するように呼びかけたのち、1965年(昭和40年)のユネスコ総会で宣言され、翌1966年(昭和41年)から「国際識字デー」が世界的な記念日となりました。

ユネスコでは、この識字問題を解消するために1989年(平成元年)から「ユネスコ世界寺子屋運動」として取り組み、子どもたちや大人が読み書きや算数などを学べるように、教育の機会を提供する運動を展開しています。

教育が進んでいる日本では、あまり馴染みがない記念日ですが、「識字」の必要性を知る勉強会を開催するなど、識字への意識を高めています。

絵本の日(11月30日)

図書館には、幼児・児童向け図書として多くの絵本がありますが、11月30日は「絵本の日」に制定されています。

絵本は子どもの成長過程で、言葉や文字を覚えるための教材としてよく利用されます。お母さんが子どもと一緒に絵本を見ながら読み聞かせをすることで、幼い子どもは目と耳で言葉を覚えていきます。絵本の内容は、日本や海外のおとぎ話や童話、テレビアニメのキャラクターを使った話がよく用いられますが、近年では創作作品も多く、中には大人にも高い人気の作品があります。また、本を開くと絵が立体になるように仕掛けが施されているものもあります。

図書館では、親子の読み聞かせ会を開いたり、ボランティアが子どもたちに本を読んだりする場を設けていますので、こうした機会に子どもに読書の楽しさを教えてあげましょう。


秋には「読書週間」があり、本とふれあうための活動が展開されます。大人だけでなく小さな子どもにも本と接する機会を提供し、読書する楽しみを教えましょう。

読書週間と読書の日

読書週間と読書の日

10月27日から11月9日までの2週間は「読書週間」として、子どもたちに良書を正しく読む習慣を身に付けさせ、読書をする生活を向上させるための期間です。その初日となる10月27日は「読書の日」として、図書館をはじめ書店などで、書籍に関する様々なイベントが開かれます。また、読書週間にちなんだイラストや標語を公募し、ポスターなどが制作されます。

読書週間は、出版社や書店、公共図書館、報道機関など、本に関する企業・団体が参加して、「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という目的で、1947年(昭和22年)に開催されました。第1回は11月17日から1週間の開催でしたが、第2回から10月27日からの開催となり、期間も2週間に延長され、現在に至っています。なお、戦前の1924年(大正13年)に、日本図書館協会が「図書週間」を制定し、1933年(昭和8年)には「図書館週間」として、出版界では「図書祭」を実施していましたが、戦争によって廃止されました。読書週間は、この活動を引き継ぎ、拡大するために復活しました。

最近では、コンピューターやスマートフォンでいつでもどこでも情報が収集できたり、電子書籍が登場したりしていますが、文部科学省の調べによると、平成23年度まで図書館数は年々増加しています。また、1人当たりの年間利用回数も増えており、特に児童の利用回数は全体よりも多く、図書館が子どもたちにとって身近な施設であることがうかがえます。

読書週間に合わせて、図書館で本を借りて、秋の夜長を読書で楽しんでみてはいかがでしょう。

お話し会と読み聞かせ会

お話し会と読み聞かせ会

秋は、図書館でも多くのイベントが開かれますが、中でも人気が高いのが「お話し会」と「読み聞かせ会」です。お話し会は、子どもに本を見ないで話を聞かせる会で、子どもと本を結び付けたり、読み手と聞き手のコミュニケーションづくりに効果があるとされています。そして、何よりも子どもの想像力や集中力を養う上でも、大切な時間となります。多くの図書館では定期的に開催していることが多く、読み手は、主に図書館の職員やボランティアが行ないます。話を聞く時は、子どもが話の世界に入っていけるように、集中させるようにしましょう。お話し会の時間は30分程度です。

読み聞かせは、お母さんが子どもに絵本を読んであげるものです。図書館で絵本を選ぶときは、子どもの年齢や季節などを考慮して、子どもが興味を持つような話を選ぶようにします。絵本を読み聞かせるときは、子どもたちが絵と字を覚えていくために、必ず子どもに絵を見せながらゆっくり読んでいきます。登場人物に合わせて、声を変えたりすると子どもも喜びます。

「お話し会」と「読み聞かせ会」は、本を通じての親子のふれあい場でもあります。図書館では、子どもたちが本に興味を持つように児童コーナーを設けていますので、こうした設備を利用して日頃から本に親しむ環境をつくってあげましょう。

図書館の刊行物

図書館の刊行物

公共の図書館では、独自に広報物や刊行物を発行しており、公共施設や駅などで配布しています。秋は催し物が多く、企画展などのお知らせや新刊・蔵書の紹介、図書館業務の紹介などが掲載されています。また、地域に関する資料や利用状況など統計的な情報も提供し、読書活動の普及に努めています。

また、大学や高校などの図書館では、学生に勧める図書のお知らせや利用時間、貸出・返却方法など利用に関する情報を掲載しています。こうした刊行物を利用することで、日頃の読書活動に役立ちます。