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学校図書館と公共図書館の違い/ホームメイト

学校図書館と公共図書館についてまとめました。
私たちの身近な存在である図書館。地域にある大きな図書館を利用したり、学校に設けられた図書館で本を読みふけったりした方も多いのではないでしょうか。
一口に「図書館」と言っても、実は様々な種類があります。パブリネットでは、そのなかから学校図書館と公共図書館をピックアップ。それぞれの概要をご紹介するとともに、両図書館の違いを表で分かりやすくまとめています。

※施設によって職員の名称が異なる場合があります。

学校図書館とは

学校図書館イメージ

学校図書館は学校図書館法により、小学校、中学校、高校、中等教育学校、特別支援学校のすべての学校に置かなければならないと定められている施設です。「図書室」と呼ばれることもありますが、法律上の正式名称は「学校図書館」。学校図書館という名称には、その場所だけではなく、職員や機能なども含まれます。

学校図書館の主な役割は、以下の通りです。

  • 読書センター:読書活動の拠点になる
  • 学習センター:授業に便利な資料を用意して学習をサポートする
  • 情報センター:情報を活用する能力を育成する

これらの役割を果たすことで、次のようなことが期待できると言われています。

  • 読書好きな子どもを増やして学力・人間性を育む
  • 図書や新聞などを授業内で使用することで、思考力や表現力をはじめとした力を育む
  • 子どもの情報活用能力を育む

この他、学校図書館は、教員をサポートする、子どもたちの心の居場所を提供する、などの機能も持っているとされています。

学校図書館のスタッフ イメージ

なお、学校図書館を支えているのは、司書教諭や学校司書といった職員です。

司書教諭は12学級以上の学校に設置される教諭。教諭の免許状と司書教諭の資格を取得し、教諭として採用されたのち、司書教諭となるよう命じられた人が担当します。学校図書館経営の計画の作成、読書指導の実施や協力などが主な仕事です。

一方で学校司書は、学校事務職員に相当する職員。学校図書館法では、「設置するように努めなければならない」とされています。主な職務は、貸出・返却手続きや資料検索を行うカウンター業務をはじめ、資料の選定・購入・廃棄、掲示物の作成、教育活動のサポートなど。なお、学校司書が設けられていない学校図書館では、司書教諭が学校司書の業務も担います。

また、学校運営の役割分担のなかで、学校図書館の責任者になる「図書館主任」も存在。図書館主任は司書教諭が兼任する場合もあります。

公共図書館とは

図書館イメージ

公共図書館は、地方公共団体が設置する「公立図書館」と、社団法人や財団法人などが設置する「私立図書館」の総称で、割合は公立図書館が大半です。資料を収集・整理・保存して一般の人々に公開し、教養や調査研究、レクリエーションなどに役立つことを目的としています。

ちなみに、私立図書館のなかには特定のジャンルに特化した施設も存在。子どもの本を専門にした「東京子ども図書館」(東京都中野区)、所蔵資料の約6割が演劇や映画、文学に関連している「池田文庫」(大阪府池田市)が例として挙げられます。

一方で公立図書館は自治体の大きさにより、「都道府県図書館」、「市区町村立図書館」のように分類可能。同じ自治体のなかに分館を置いている場合もあります。また、公立図書館 では図書や視聴覚資料の貸出はもちろん、学習の支援、イベントの開催なども実施。地域住民らの需要に対応し、様々なサービスを行っているのです。

なお、公共図書館に配置されている専門職員は、「司書」「司書補」(ししょほ)。司書は資料の選択・発注や貸出・返却はもちろん、イベントの企画・実施、受け入れた資料の分類なども行います。また、司書補は司書の仕事を助ける職員です。

学校図書館と公共図書館の違い

学校図書館と公共図書館の違いを表にしました。

学校図書館 公共図書館
規定している
法律
学校図書館法 図書館法
機能 児童生徒の読書・学習・情報センター
教員のサポート
など
収集した資料を一般に公開
公立図書館や一部の私立図書館ではイベントを実施
など
働いている
専門職員
司書教諭
学校司書
司書
司書補
読書する子ども

学校図書館がある小中学校をはじめとした施設と、一般の人々に開放されている公共図書館は、まったく違うように見えますが、学校と公共図書館が連携している事例もあります。

例えば、2013年(平成25年)に開館した「函南町立図書館」(かんなみちょうりつとしょかん:静岡県田方郡函南町)では、町内にある幼稚園と保育園、小中学校を対象に図書館の見学会を実施。さらに小中学校の司書教諭と年1回、学校司書と年4回会議して、各校の要望に対応して団体貸出を行う他、遠隔地の小学校に出張して本を貸出したり、近隣高校と連携したイベントを開いたりもしています。

また、新潟県新潟市では早くから学校図書館の充実に取り組んでいて、市内4つの市立図書館に「学校図書館支援センター」を設置。さらに、どのセンターにも学校司書経験を持つスタッフも配置しています。学校図書館支援センターは、学校図書館を各校年1回以上訪問。また、子どもだけでなく教員の資料問い合わせにも対応しています。なお、支援センターを持つ自治体は他にもあり、各々が学校図書館をサポートしているのです。

ちなみに、学校図書館が地域住民に開放されている事例も存在。予約やリクエストを受け付けていることもあります。

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