こじんまりとした図書館
今から約30年前に建てられた市営の図書館です。この地域の学区の可美と新津の狭間にあるため可新図書館と名付けられました。
JR東海道線の高塚駅から南へ10分ほどの位置にあります。建てられた当初は周辺は田んぼが広がり住宅が点在する、夏の夜にはカエルの大合唱が聞こえるようなのどかな場所でしたが、開発が進んで田んぼや畑が少なくなり戸建てや小さなアパートが建つ住宅街になりました。
図書館は広めの駐車場が設けられており、土日は来館者の車で埋まっています。駐輪場もありますが、こちらはあまり広くはありません。建物自体は一般的な図書館より小さく、そのため置かれている本も数や種類が充実しているとは言い難いです。しかし円柱状のガラス張りの吹き抜けが目立つオシャレな外観をしており、周辺地域の住人がブラリと立ち寄って、ここで余暇を楽しんでいます。
自動ドアの入り口から入ってすぐ左側は受付カウンターがあり、本の貸し出しと返却を受け付けています。受付より奥にはトイレがあります。
受付の正面は絵本の置かれたコーナーがあり、小さな子ども連れの来館者が幼児に読み聞かせができる広めのスペースがあります。
1階には他にも静岡県や浜松市の歴史が記された本のコーナー、美術や建築関係の本や図鑑のコーナー、趣味や資格を取り扱った本が置かれたコーナー、歴史関係の本が置かれたコーナー、ソファーでくつろいで読書ができる雑誌コーナーがあり、吹き抜けになったガラス張りの一角はカウンターと椅子が置かれたスペースがあります。カウンターでは選んだ本を読む来館者、受験勉強をする学生さん等がスペースを利用しています。
入り口の自動ドアを入ってすぐ、広い2階に繋がる階段があります。
2階は小説を中心に置かれています。こちらにもイスとテーブルは置かれていますが本棚の横に1つだけとなっており、1階ほど落ち着いて読書できるような場所はありません。
閉館の夕方5時ギリギリまで来館者が残っており、くつろげる場所である事がよく分かります。